おひとりさまで、自宅と会社を行き来する毎日を過ごしている私が、大切にしたいと思っているものがあります。
それは、「遊び心」です。
・小旅行をする
・レジャースポットに行く
・今まで馴染みのなかった本を読んでみる
等々…
こんな風に、楽しそうなことに挑戦してみることで、心に風穴を開けようとしています。
私は未婚で、ひとり暮らしをずっと続けているので、配偶者や子どもから刺激を受けることはありません。だから、自分だけの価値観に、凝り固まってしまいがちなんですよね。
「それはちょっと、つまらないかも」と、我ながら思います。
あなたは最近、何かにワクワクしたことはありますか?
遊び心を持っていた方が、歳をとってからも面白いと感じたエピソードを、これから紹介します。
遊び心があれば、いくつになっても変わることができる?
今回の主役は、うちの父です。
手前味噌になってしまって、ごめんなさい。
でも、遊び心をテーマに誰かのエピソードを書くとすると、これ以上の適任は見つからないくらい、うちの父は遊ぶことが大好きなのです。
私の小さい頃を思い起こしてみても、
・ゴルフ
・パチンコ
・競馬
等々…
父はこれらに熱中していて、あまり家にいたことがありません(笑)
じゃあ、ギャンブルで身を狂わせていたかと言えば、決してそうではなくて、家にいるときは私とトランプで遊んでくれました。
父とゲームをすることで、私は記憶力や数学力を養っていたのではないかと思うくらいです。(まあ、どちらも未だに弱いですが……)
さて。
私が最近、実家に帰ったとき。
父はおもむろに、ノートパソコンを両手に抱えていました。
「え!お父さん何で、パソコン持っているの!」
私はぎょっとして、思わず叫んでしまいました。だって父は、今までパソコンを目の敵のようにしていたからです。
父は、印刷の色指定をするという技術職をしていましたが、パソコンが普及されたことで、だんだんと仕事が少なくなり、パソコンを覚えないまま定年退職をしたからです。
「パソコンがなければ、ずっと稼げたのに」というのが、口癖だったくらいです。
その父が、その父が、その父が……
私の頭の中はリフレインがグルグル回って止まらないというのに、父はひょうひょうとパソコンの電源を立ち上げています。
「お父さんね、最近オンラインの囲碁にはまっているのよ」
見るに見かねた母が、苦笑しながら助け船を出してくれました。
「へ?オンライン囲碁?」
私はようやく、あれだけパソコンを嫌っていた父が、パソコンを手にルンルンとしている理由が分かりました。
父は遊びたい一心で、パソコンに挑戦する気になったんですね。
もう70歳近いというのに、ハイテク機器にチャレンジしている父に、飽きれるどころか、
尊敬の念でいっぱいになりました。
うちの家族は誰も囲碁に興味がないので、そんな孤独感も手伝っていたのかもしれません。
人間いくつになっても、変わることができるんですね。
ひとりでも面白いことにチャレンジ
以上、「遊び心」にまつわる父のエピソードを紹介しました。
いつでもどこでも、面白そうな種を芽生えさせようとしている父の元で、育ったからでしょうか。
私も遊びにウェイトをおくようになりました。
たとえば最近では、こんなことにチャレンジしています。
・小旅行をする
⇒川越に行ってきました。
参考:小江戸・川越一人旅。今の東京にない江戸の町並みがここに。
・レジャースポットに行く
⇒約30年ぶりに動物園に行きました。
参考:おひとりさまの動物園は、メリットづくしでこんなに楽しい。
・今まで馴染みのなかった本を読んでみる
⇒おしゃれにほとんど興味がなかったのに、おしゃれの本を読んでみました。
参考:美人に見られるための本…野宮真貴さんの「赤い口紅があればいい」
あと、日常生活においてブログのネタを探すのも「遊び」だし、慣れないワードプレスをいじるのも「遊び」ですね。
ひとりでいても、面白そうな種は、育むことができるんですね。
【まとめ】おひとりさまこそ遊び心を意識してみよう
「ひとりでいる時間が長くて、このまま歳をとっていけば、頑なになってしまいそう」
そんな風に心配になることはありますか?
もしそうなら、「遊び心」を意識してみるのは、とてもいいことだと思います。
自宅と仕事先を往復するだけの、代り映えのない毎日を送っていたとしても、息抜きに新しい何かにチャレンジしてみたら、思いがけない心の変化があるかもしれません。
何より、遊ぶのって楽しいですよね。
70歳近いというのに、パソコンというハードルを軽々と越えてしまった父を見ていたら、いくつになっても楽しみは作り出せるんじゃないかと希望が持てました。
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