一人暮らしで独身でも強がらなくていい、たったひとつの理由。

ずっと一人暮らしで、独身のままでいると、辛いと感じる時はありませんか?

  • 病気で寝込んで動けない
  • 仕事で疲れ果てて帰ってきた
  • ハプニングが発生して困った

etc……

部屋のなかには、誰も心配してくれる人がいないのに、「こんなの平気だよ!」と、強がってしまうことはないでしょうか?

私はたまに、あります。

「人に心配をかけたくない」と思うような癖があって、独りきりのときも、その癖が頭をもたげます。

でも、本当に辛いときは、感情を無理に抑え込まなくてもいいですよね。

苦しい、悔しい……そんな泣きたくなるような感情も、あるがままに受け入れてもいいですよね。

自分の気持ちを感じられる人は、自分ひとりしかいません。

おひとりさまで強がってしまいがちな人に向けて、これから記事を書きますね。

おひとりさまの私が、強がりを受け入れたときの話。

アラフォーの独身女性である私を例に、お話します。

つい最近、強がりを受け入れたと感じた出来事がありました。

10日間で4回も病院へ。疲れて動けなくなりました。

実はいうと、この10日間のうちに4回も病院に足を運んでいました。

1回目は、インフルエンザの予防接種のため、内科へ。
2回目は、半年に一度の検診のため、歯科へ。
3回目は、会社の健診で視力の低下を指摘されたため、眼科へ。

インフルエンザワクチンを打った後は、腕が腫れあがって、しばらく痛みが続きました。

眼科は元々、疲れ目で悩んでいたので、行くことができてよかったです。とりあえず異常なし。目薬をもらって帰りました。

一番問題なのは、歯科検診ですね。虫歯が見つかって、昨日治療に行ってきてきたばかりです。(これが病院通いの4回目になります)

歯を削ったのですが、すごく痛かったです!

一人暮らしをしている部屋に帰ってきて、ほっとしたのも束の間、麻酔が切れるにつれて、じわじわと痛みが広がっていきました。

 

「まだお弁当箱もお皿も洗っていないのに」
「お風呂の準備もしたいのに」

やらなければいけないと思っていることが、頭のなかを次々とよぎりましたが、あまりの痛みに動けなくなってしまいました。

こんな短期間のうちに、病院に度々通ったせいもあって、疲れていたんでしょうね。

コタツに足を突っ込んだまま、寝落ちしそうになりました。

 

強がりな自分をいとしいと感じた瞬間、軽やかになった。

いつもだったら、

「あ~あ、こんなところでゴロゴロしていないで、さっさと洗い物しようよ!」と、自分を急かしていたかもしれません。

もしくは、

「まあ、疲れているもんね…10分くらいコタツで横になって、あとはお布団敷いて寝ちゃおう」と、自分を甘やかしていたかもしれません。

 

ところが、昨日の私は違いました。

とても静かに、しびれるような歯の痛みを感じていました。

それと同時に、心の奥底にぎゅっと抑え込んでいた、何とも言えない重苦しさも感じとっていました。

「ああ、私。一人暮らしをしていると、誰にも頼れないから、うっかり身体を壊すこともできないよね……そんなに強がらなくても、大丈夫だよ」

 

そう感じた瞬間、ピンと張りつめていた緊張の糸が、ふっと緩みました。

これ以上身体を壊してしまったら、どうしようかとビクビクしている自分に気づきました。それなのに独りしかいないからといって、強がろうとしていたんですね。

弱いのに必死で歯をくいしばっている自分が、何だかいとおしくなりました。

そしたら不思議なことに、やる気が起きました。私は立ち上がって、キッチンで洗い物をして、お風呂を沸かしました。

強がりを受け入れて身軽になった、貴重な瞬間でした。

自分の感情を感じられる人は、自分ひとりしかいない。

一人暮らしで、独身。

おひとりさまでいると、「強くならなければ」と思ってしまうことがあります。

つっかえ棒がない状態で、立ち尽くしているようなものだから、困難という風が吹きつけても、ビクともできないんですよね。

ここで倒れてしまったら、それこそ独りきりだから、後が怖いということがあります。

でも緊張したままでいると、しなやかさを失くしてしまって、かえって壊れやすくなっていまいますよね。

弱音をこぼしたいのに我慢をしていたら、感情もマヒしてしまいます。

 

「辛い、苦しい、悔しい、惨め……」

独りでいると、ネガティブな感情が次々わき上がるときもあるかもしれません。

それでも強がらずに、これらの気持ちを素直に受け入れてしまった方が、楽になると思います。

くり返しになりますが、自分の気持ちを感じられる人は、自分ひとりしかいません。

誰も代わりに感じてくれる人はいません。

でも、たったひとりの自分には、嘘をついたり、見栄を張ったり、隠し事しなくても、大丈夫です。

誰にも打ち明けられないような本心だって、どんどんさらけ出してかまわないんです。

 

独りきりゆえに強がりそうなときも、ただひとり自分という味方がいる。

以上、強がらなくてもいい、たったひとつの理由です。

 

※寂しさにも強くならなくて大丈夫。
寂しさが魅力になることを書いた記事はこちら↓↓↓

おひとりさまでも寂しさに強くならないで。孤独は魅力になります。
おひとりさま生活が長くなると、多かれ少なかれ、孤独を抱えていると思います。 なかにはその孤独が重すぎて、こんな風に感じている人もいるかもしれませんね。 「ああ、もっと寂しさに強くなった方がいいのかな……」 でも、寂...

コメント

  1. 見栄っ張り より:

    こんばんは。
    初めてコメントさせて頂きます。
    ブログ、とても共感でき毎回楽しみにしております。「しなやかさ」、見栄っ張りな私にはとても心に響いた言葉でした。
    素敵な言葉を使って下さってありがとうございます。

    • マホマホ より:

      初めまして!
      見栄っ張りさん……とお呼びしてもよろしいのでしょうか?

      コメントありがとうございます!この文章を書いてよかったです。
      私も見栄っ張りなところがあるけれど、自分には嘘はつけないので、しなやかでありたいな~と思います。