牛丼屋さんに女性一人で行くのって、どう思いますか?
私はあまり抵抗がありません。たまにふらっと松屋のようなチェーン店に入ることがあります。(1~2か月に1回くらいです)
忙しくて食事する暇もないけど、がっつり食べたいときに、「うわー、行きたいなあー」と無性に思います。
で、空腹でクラクラしながら、カウンター席に座って、目の前にドンと牛丼置かれると、すごく安心するんですよね。熱々の白米に、お肉がこんもりと乗っかった、汁だくの牛丼。
なかには女子が牛丼屋にいるなんて、おかしいと思う人もいるのでしょうか。私は牛丼屋さんに入るたびに、男性からジロジロ見られているような気がします。
でも、それって偏見ですよね。
つい最近も、松屋で夕ごはんを食べたのですが、目から鱗が落ちそうなほど感動したことがありました。その夜のエピソードをこれから紹介します。
松屋で女性一人で夕ごはん。その時店員さんは…
それは土曜日の午後6時のこと。
松屋に入ったら、男性客が7~8人くらい。カウンター席の奥の方に、女性客が1人いました。
(おお、私と同じような人がいる!めずらしい!)
そう思いながら、私は彼女の隣に座りました。
そして、プレミアム牛めしの並盛を注文。(そういえば松屋は、牛丼のことを牛めしと言いますね。以後、牛めしと表記します)
男性の店員さんが、ササっとお水を置いてくれました。
よく見てみると(いや、よく見なくても)店員さんはたった一人でお店を切り盛りしていました。
私は最初、そのことを何とも思っていなかったのですが、だんだんとそれが、いかに大変なことか気づきました。
- 鉄板で定食用のお肉を焼く
- タッパーからビーフシチューを移す
- サラダを皿に盛る
等々……
店員さんは、これらの作業を目まぐるしくこなしていました。2~3人分の注文を、同時にセッティングしていたんじゃないかと思えるほどです。
特に、鉄板でお肉を焼いている姿が圧巻。両手でコテを使いながら、実にエネルギッシュに焼いているのです。私の隣の女性客も、口をあんぐり空けながら、店員さんの手さばきを見つめていました。(もちろん、私もです)
お店の奥の食洗器の脇には、まだ洗われていないだろうお皿や器が、こんもり溜まっていました。
それでも、どんなに忙しそうにしていても、店員さんはとても丁寧に挨拶をしていました。入ってくるお客さまに対しても、帰るお客さまに対しても。
「大変お待たせいたしました。牛めしの並盛でございます」
そう言って、店員さんが私の注文品を持ってきてくださったとき。私は店員さんのことを、尊敬のまなざしで見上げてしまいました。
牛丼屋に女性ひとりで行ってもいいじゃない。私は感動しました。
以上、私が女性一人で松屋に入ったときのエピソードです。
この時の店員さんには、言葉ではうまく表せないほど感動して、松屋のホームページからお礼のメールをしてしまったほどです。
なんでそんなに感動したのか。
前述の通り、手際の良さはもちろん、挨拶がとても丁寧だったからです。
「牛丼屋に一人で行く女なんて、料理作るの下手そう」というような言葉も、ネットで見つけましたが、私は料理が苦手な女性にこそ、この店員さんのような接客を見せたいです。見習うべきところがあるはずです。(なかには雑な店員さんもいらっしゃいますが…)
ところで、多くの牛丼チェーン店は、人手不足で悩んでいるところが多いですね。ニュースでも話題になっています。
そういった職場環境は、改善されるべきだと思います。そんな中でも、一生懸命働いている店員さんたちには、頭が下がる思いでいっぱいです。
そんな訳で、松屋の公式サイトからお礼のメールをするだけでは飽き足らず、自分のブログにまで記事を書いちゃいました(笑)
女子ひとりで牛丼(牛めし)を食べるのも、なかなか楽しいもんですね。
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