おひとりさまで生きていると、疲れることだってあります。
「独身だと気楽でいいね」という人もいるけど、とんでもない。
仕事も家事も、一人で全部やらなければならないので、一日が終わるころにはクタクタになってしまいます。
「一人で全部やらなければならない」と思い込む必要は、本当はどこにもないのだけれど、自分を追いつめてしまって、ますます辛くなってしまうんですよね。
40代で未だ独身、OLをしている私にも、そんな時があります。
じゃあ、外や内からのプレッシャーに押しつぶされそうになって、グッタリくたびれてしまった時は、どうすればいいんだろう考えたとき、ふとひらめいたことがありました。
疲れている時こそ、音楽を聴いてみようと。
「え?なぜここで、音楽の話になるの?」と思うかもしれないけれど、ちょっと待ってください。
ひとりで疲れてしまったときこそ、ミュージックセラピーをおすすめしたい理由について、これからお話しますね。
ひとりきりの時に音楽を聴いてみるといい3つの理由
音楽は受け身でも聴ける
音楽は手ぶらで聴くことができます。
食事をしながら、歯をみがきながら、掃除をしながらでも、何もせずにボーっと寝転がっているときもです。
疲れているときは、それこそ何もしたくありませんよね。
身動きがとれないときでも、心地よいメロディーに身をゆだねることはできます。
音楽は自分以外の人生を体感できる
歌詞つきの曲は、大体平均3分程度。
そのわずかな時間に、人生がギュッとつまっています。
長い小説を読んだり、映画を観るよりも、あっという間に主人公の人生を追体験できます。
もちろん、人物が出てこない詞もあるし、そもそも詞がない曲もあるけれど、それでも作詞家や作曲家や演奏家の想いには触れられますよね。
自分ひとりで生きているような気持ちにとらわれているときは、他の人の気持ちになってみることが、孤独が癒されるきっかけになるかもしれません。
いい音楽ほど孤独から生まれている
私自身、元々は音楽畑の人間です。
だからこそ、身をもって実感していることがあります。
心を動かすような音楽ほど、孤独の果てから生まれているという事実。
たとえば、ほとんどのミュージシャンは、たった一人で気が遠くなるほど長い時間をかけて、練習をつみ重ねています。
作詞家や作曲家だって、たった一人で静寂に向かい合って創作しているでしょう。
なかには、バンドでセッションを繰り返している人や、詞や曲を共作している人もいるかもしれませんが、それでも基本は「個」です。それぞれの個性がなければ、いいものは作れません。
音楽は孤独から生まれてくるものと知っているからこそ、寂しいときに聴くと、ぐっと心がこみ上げてきます。
おひとりさまのミュージックセラピー
ひとりで疲れてしまったときに、音楽に触れてみた方がいい理由についてお話しました。
ミュージックセラピーなんて、堅苦しい言葉を使っているけれど、好きな曲を聴いているだけで、本当に癒されますよ。
私も最近、会社で仕事をひとりで抱え込んでしまっていて、肩にどっと重荷がのしかかっているときがあります。
でも、一日の終わりに音楽を聴くと、ふっと心が軽くなります。
ちなみに今ヘビーローテーションしているのは、以前もブログで紹介したポール・マッカートニーの「エジプト・ステーション」
⇒ミッドライフ・クライシス(中年の危機)を克服したロックスターの話
これを書いている今も、このアルバムをかけているのだけれど、76歳でかっこよくロックしているポールの声を聴いていると、みるみる元気が湧いてきます。
「さ、明日もがんばろう!」という感じで。
一人暮らしの静かな部屋に、とびきりのメロディーを満たすことが、私にとってのミュージックセラピーです。
NO MUSIC, NO LIFE.
音楽がある人生って、やっぱりいいですね。
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