おひとりさまで暮らしていると、時々、心臓がきゅっと縮まりそうなほど怖い思いをすることがあります。
昨日の夜も、まさにそうでした。
「女性の一人暮らしは防犯が大事」と、アパートの真っ暗な部屋のなかで、ひしひしと痛感しました。
これから、私の身に起きた恐怖の体験について、お話ししようと思います。
真夜中の1時。アパートの2階に不審者が。
それは、真夜中の1時頃。
本を読むのに夢中になって、つい夜更かししてしまい、そろそろ寝ようとしたときのことでした。
「コン、コン、コン……」
「コン、コン、コン……」
私はハッと玄関の方を向きました。誰かがドアをノックしています。
こんな時間に誰?もちろん、思い当たる人はいません。
2階に住んでいるため、わざわざ階段を昇らなければ、誰かが来ることもありません。
私は身を硬直させながら、耳をそばだてました。すると、
「〇〇さん……」
「〇〇さん……」
と、ドアのノックの音に合わせて、苗字を呼ぶ声がします。
怖い!!身の毛もよだつような恐怖感がわき上がって、私は部屋の電気を消しました。そして、しまったと思いました。
今、灯りを消してしまったら、玄関にいる人に、私がいることがバレてしまいます。うちの玄関の横には、曇りガラスの窓があって、そこから部屋の灯りがもれているからです。
「コン、コン、コン!」
「コン、コン、コン!」
部屋を真っ暗にしてから、ノックの音はますます強く響いてきます。声も止むことがありません。
(ちゃんと玄関のドア、閉めているよね……)
ふと、不安がよぎりました。
実は以前も、真夜中に不審者がやってきて、玄関のドアを開けようとしたことがあったのです。その時はちゃんと施錠していたので、難を免れることができました。
(今回もちゃんと、戸締りしているかな……)
布団を頭からかぶって、身体の震えを抑えようとしても、どうしても落ち着きません。
……そして、5分くらい経った頃でしょうか。
ようやくノックの音が止みました。玄関から遠のく足音も聞こえてきました。
私はほっと胸を撫でおろして、ドアに近寄りました。
「よし。ちゃんと鍵もかかっている」
ひんやりしたドアノブに手をかけて、鍵が閉まっていることを確認して、私はようやく眠りにつくことができました。
独身女性の一人暮らしは、防犯対策をしっかりと。
今夜も不審者が来ないか心配しながらも、このブログを書いているところです。
それにしても、女性の一人暮らしは怖いですね。
今回の事件で、私は3つのことを学びました。
・戸締りをきちんと確認する。
・夜遅くまで起きているときは、灯りが窓からもれないようにする。
・不審者が来たときは、場合によっては警察を呼ぶ。
玄関の鍵をちゃんと閉めるのは、防犯の基本ですね。ふだんから気をつけていますが、さらに意識したいところです。
それに、真夜中に窓を明るく照らすのは、部屋に人がいることをアピールするようなものです。雨戸や遮光カーテンを閉めるなどして、灯りがもれないように気をつけるのが大事です。
それから、昨夜は気が動転して思い付かなかったけれど、不審者が長くいるようなら、110番通報するのもありかもしれないと思いました。こんなときって、一人だと誰に助けを求めたらいいか分からないですよね。まずは警察を呼ぶべきだと思いました。
おひとりさまなら、防犯対策にも気をつけたいものですね。
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