女性一人で立ち食いそば屋さんで、ズズズーっと音を立ててお蕎麦を食べている姿。
あなたはどう思いますか?
私はわりと「かっこいい!」と思ってしまいます。
でもなぜか、女性一人で牛丼屋さんやラーメン屋さんに入ることに、妙な偏見を抱いている人が多いですよね。立ち食いそば屋さんも、そんな白い目で見られがちなお店です。
そんなの本人が美味しそうに食べていればいいじゃん!!むしろ姉御肌でいいです。
こんな私みたいに、
「女性ひとりでおそば屋さんに入るのは、かっこいい!」
「実は私も食べてみたい!」
と密かに思っている人が、増えているのでしょうか?
最近では駅や路面のおそば屋さんでも、おひとりさまが入りやすいお店が増えてきましたね。
- 椅子に座って食べられるお店
- 内装がきれいな店
- メニューにこだわりがあるお店
等々……
今日は、そんな女性客に優しいおそば屋さんを紹介します。
渋谷駅の中央改札を出て、すぐのところにある『本家しぶそば』。
私はここのお蕎麦にゾッコンです(笑)
女性一人で立ち食いそば屋さんはアリ?ナシ?私は…
私自身は、先にも書いたとおり、女性一人で立ち食いそば屋さんに入ることに対して、全く抵抗がありません。
じゃあ、当の私は立ち食いそば屋さんに足を運ぶのかと言えば……
実はあんまり行きません(苦笑)
答えは簡単。味に当たり外れがあるから。
お店によっては、蕎麦が伸び切っていたり、かき揚げが油臭かったり、お汁が黒いのに出汁の風味が薄かったりなど、ガッカリすることが多いので、あまり行かなくなってしまいました。
人目が気になるというよりも、単純に味が気になるんですよね。
でも、ですよ。
そんな私の味に対するこだわりに、見事応えてくれたのが、『本家しぶそば』でした。
女性はやっぱり、自分で料理をする人も多いし、それなりに美味しいお店じゃないと、お金を払いたくない人が大多数じゃないかと思うのです。
ワンコインのお蕎麦に贅沢は求めなくても、不味いのは嫌です。
せっかくなら、お腹も心も満たしたいです。
『しぶそば』とは?…知る人ぞ知る、駅ナカ・駅チカのおそば屋さん。
「しぶそばって何?初めて知った!」
という人もなかにはいるかもしれませんね。
そんなあなたに、『しぶそば』について簡単に説明します。
『しぶそば』は東急線沿線を中心に、東京や神奈川で11店舗お店を構えています(2018年11月現在)
なかでも渋谷駅近くにある『本家しぶそば』は、立ち食いそば界隈(!?)でもかなり有名。
「マツコの知らない世界」をはじめ、メディアでもその名を轟かせているくらいだから、まさに知る人ぞ知るおそば屋さんですね。
「ふーん、どんなお店なの?」
というあなたに向けて、『本家しぶそば』のレポートをお届けします!
『本家しぶそば』実食レポート!
こちらが『本家しぶそば』の入口です。
JR渋谷駅の中央改札を出て、階段を下りてすぐのところにあります。改札からは迷わないけど、改札に行くまでは迷いそう(苦笑)まあ、渋谷駅って広いから……
この写真を撮ったときは、たまたま空いていたけれど、行列ができていることが多いです。
ディスプレイ。
メニュー。
2018年6月に一部のメニューが値上げしましたが、渋谷のど真ん中という立地を考えると、まだまだ良心的な値段ですね。
一番安いかけそばで、350円也。
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入口にはレジの人が立っています。
そう、券売機じゃなくて、レジで注文するんですよ。
たとえば、温かいかき揚げそばを注文すると、
「かーきーあーげーっ♪」
と、独特のイントネーションで、レジの人がマイクを通して厨房の人に呼びかけます。初めての人は、びっくりするかも!
冷やしたぬきそばだったら、「ひーやーたーっ♪」
特盛りそば(薬味多め)だったら、「とーくーもーりー。やくみおーめっ♪」
このマイクパフォーマンスがたまりません。
若いお姉さんがやっていることが多いですが、たまにおじちゃんが小鳥のさえずるような声でやっていることもあって、それもそれで可愛いです。
これを聴きたくて、『本家しぶそば』に足を運んでいるようなものです。(他の『しぶそば』では、マイクパフォーマンスはやっていません)
今回は期間限定の「しぶそば蒲田店50周年記念メニュー」を注文。
ふーん、50周年……しぶそばって、私よりも年上だったんですね……
そして来ました!
「しぶそば蒲田店50周年記念メニュー」
レジで注文して椅子席に座ったと同時に、持ってきてくれました(早!)その間、1分もかからなかったかも。
『本家しぶそば』は、この早さをウリにしています。
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テーブルに置かれたお蕎麦から、ふわっと蕎麦の香りがただよって、クラクラしました。駅のおそば屋さんでこんな香りがするなんて、ちょっと泣けてきました。
秋田県産春菊天と、京野菜堀川ごぼう天が乗っていますね。
春菊天はヘナヘナで残念だったけど、ごぼう天はすごく美味しかったです。お汁を飲んでも、ごぼうの風味が染み込んでいました。これには舌が驚いてしまいました。
『しぶそば』って、駅のおそば屋さんにしては、具材にこだわっています。
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店内を見回すと、たくさんの人で賑わっています。
立ち食いスペースもあるけど、ほとんどが椅子席。カウンター席と、テーブル席があって、どこも満席です。
私みたいな女性のおひとりさまもいれば、常連っぽい男性、サラリーマン風の人、家族連れ、カップルもいます。
お洒落なJAZZが流れ、ムーディーな照明が灯るなか、みんながお蕎麦をすすっています。
「なんか微笑ましいな~」
と、私はしぶそばに来るたびに、そう思います。
渋谷のど真ん中で、人の回転も早いにも関わらず、ほのぼのした光景。
みんなでちょっと幸せそうに、お蕎麦を食べているから、私は女性一人でもしぶそばに通ってしまうのかもしれません。
【まとめ】駅や路面のおそば屋さんでも、おひとりさまが入りやすくなって嬉しい。
私がこよなく愛してやまない駅のおそば屋さん、『本家しぶそば』について紹介しました。
いかがでしたでしょうか。
『しぶそば』に限らず、最近はおひとりさまでも入りやすいおそば屋さんが増えて、本当に嬉しいです。
やっぱり女性って、お食事を五感で味わいたい人が多いと思うんですね。
雰囲気や接客はもちろん、それなりに美味しくなくちゃダメ。それでいて、サービスが早くて安いと、おひとりさまでも安心して食べやすいですよね。
そんなお店が、ますます増えるといいな~と思います。
※2018年11月26日~12月9日まで、『しぶそば』全店で「新そば祭り」開催中!そば粉はすべての商品で、秋田県羽後町産こだわりの「にじゆたか」が使われます。もちろん新そば。お値段はそのまま。おすすめです!(新そば祭りは終了しました。毎年開催されているので、来年にも期待!)
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