一人暮らしを始めたばかりのころ、自炊がなかなか上手くいかなくて、図書館から料理の本をどっさり借りて読んでいました。
一番のお気に入りは、ケンタロウさんの本。
シンプルな材料で、簡単なレシピ。なのに、カラダがわっと喜ぶようなメニューばかり。
ケンタロウさんからは、元気をいっぱいいただきました。
2012年に交通事故で負傷したときは、本当にショックでしたが、最近の報道で奇跡的に回復していると聞いて、とても励まされています。
一人暮らしって、たった独りでがんばっているように見えても、陰ながら多くの人に支えられているんですよね。
今日はそんなお話です。
ケンタロウさんについて
まずは知っている人も多いかもしれませんが、ケンタロウさんについて触れたいと思います。
ケンタロウさんは料理研究家でイラストレーター。
テレビ東京の『男子ごはん』にも、TOKIOの国分太一さんと一緒に出演していました。
ちなみに、小林カツ代さんの息子さんでもあります。
公式サイトはこちらです⇒ケンタロウハウス
私がケンタロウさんのレシピが好きなのは、次のような理由からです。
・素材の良さを生かしたような簡単なレシピが多い。
・ポップでガッツにあふれている。
ケンタロウさんのレシピって、例えばただ単純にネギだけを焼くようなレシピもあるんだけれど、それが本当に美味しいの。
不器用な私でも、これなら自信を持ってできます。
「うわ!料理って、これだけでもいいんだ!」と、背中を押されたような思いになりました。
交通事故からの奇跡的な回復
ケンタロウさんは2012年2月、オートバイを運転中に事故を起こし、頭部を骨折するなどの重傷を負ってしまいました。
高次脳機能障害で寝たきりの状態になっていると、マスコミで報道されたときには、目の前が真っ暗になりました。
「パワフルなレシピの数々に、もう会えないなんて」と、落ち込んでしまいそうになりました。
ところが、です。
ケンタロウさんは懸命にリハビリを重ねて、だんだんと回復しました。
2018年4月には、『男子ごはん』の10周年スペシャルに手紙を寄せています。2018年10月の最近も、明るい表情で車イスに乗って外出している姿が報道されていますね。
「ああ、私、今もケンタロウさんから励まされているんだな」と、思わずにはいられませんでした。
一人暮らしも自炊も、多くの人の励ましがあればこそ。
最初にも書いたとおり、一人暮らしをしていると、たった独りでがんばって生活しているような気分になることがあります。
例えば、夜遅くに職場から家に帰ってきても、冷蔵庫には少しの野菜とラップに包んだご飯しかないとき。「ああ、これから料理作るのか」とため息をつくこともあります。
でも、料理を作れるようになったのは、決して私ひとりの力じゃないんですよね。
母が教えてくれたこと。
ケンタロウさんの本をはじめとした、レシピ本から学んだこと。
クックパッドのような、レシピサイトで調べたこと。
多くの人に励まされて、包丁が握れなかった私も、ようやく自分を食べさせられるようになりました。
そもそも、お野菜やお肉やお魚からも、貴重な命をいただいているんですよね。
ベランダ菜園をしていたときも、それを実感しました。
(詳しくはこちらに書いています⇒痛い!一人暮らしで節約に失敗した体験談3選。勉強になりました。)
自炊に限らず、それはあらゆることに言えることだと思います。
これを読んでいるあなたが、たった独りでがんばっていることだって、誰かを元気づけているかもしれませんよ。
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