このブログでは、ひとりで初めて行っても楽しめるような美術館を、不定期的に紹介しています。
今回紹介するのは、東京国立近代美術館。
企画展も行っていますが、常設展がかなり穴場です。
20世紀以降の日本美術の流れをたどることができる国内唯一の展示
公式サイトにもそう書かれてあるとおり、日本画、洋画、版画、彫刻、写真などを、一気に体感することができます。
そのほとんどが、日本人の手によって生まれた作品。
「え?この国にもこんな美術品がたくさんあったの?」
目を見開いて、立ち止まってしまうような瞬間が、味わえるかもしれません。
それから、近くにある工芸館も、これまた穴場ですね。
隠れ家のように落ち着ける空間です。
美術館と工芸館、それぞれ紹介いたしますね。
東京国立近代美術館の見どころ
東京国立近代美術館を正門から見たところです。
最寄り駅は東京メトロ東西線の竹橋駅。1b出口より徒歩3分で、この正門にたどり着けます。
駅から近くて、迷わずに行けるのがいいですね。
1Fのミュージアムショップ。ガラスの宝箱みたいで、おしゃれです。
2Fのテラス。緑が心地いいですね。
東京国立近代美術館は、皇居の近くにあります。
建物が木々に取り囲まれていて、気持ちいいです。
さて、室内に入って、作品も少し観てみましょう。
(常設展の作品は、一部を除き、撮影可能となっています)
「芸術は爆発だ!」のセリフで有名な、岡本太郎の《夜明け》。
東京国近代美術館は、日本の画家による洋画が充実しています。
彫刻家であり、詩人でもある、高村光太郎の《手》。
川合玉堂の《行く春》。
こんな風に、大掛かりな屏風の作品もあるんですよ。
東京国近代美術館の目玉は、なんといっても日本画です。
日本画の部屋には畳と椅子があります。
落ち着けて作品を鑑賞できていいですね。
* * *
常設展は時折、展示替えをしています。
特に日本画は、季節に合わせて作品を選んでいる印象があります。
春夏秋冬、それぞれ楽しめます。
工芸館の見どころ
お次は工芸館をご案内。
赤レンガの建物です。趣があって、いいですね。
旧近衛師団司令部庁舎を活用したもので、重要文化財となっています。
建物の中です。
工芸館には、近現代の陶磁器、漆工、木工などが展示されています。
美術品というと、なぜか絵画を思いがちですが、心こめて作られた器をひとつひとつ観ていると、「工芸も素敵だな」と思ってしまいます。
工芸館の作品は、美術館の常設展と違って、基本的には撮影NGのため、たくさん写真をお見せすることができません(残念)
でも、かろうじて撮ることができた作品もあるので、紹介いたしますね。
見て!この繊細でいてダイナミックな造り。
明治の名工・鈴木長吉の《十二の鷹》です。
「工芸館開館40周年記念・名工の明治」展にて撮影。
十二羽の鷹がずらりと並んでいて、圧巻でした。
ほとんどの人が、ここぞとばかりスマホやデジカメを向けていました(笑)
* * *
東京国立近代美術館と工芸館を紹介しました。
いかがでしたか?
日本の近現代の美術品が充実している美術館。
工芸館は、ひっそりした佇まいのため、おひとりさまがゆっくり寛ぐのに、ぴったりです。
都会のど真ん中にいながら、自然の豊かさを肌で感じられるのもいいですね。
美術館も工芸館も、おすすめです。
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