女性一人で世界一周旅行へ。どこで生きようと大切なのは「覚悟」

私の知り合いに、たった一人で世界一周旅行に出かけた女性がいます。

旅立ったのは21世紀になる直前のころ。

20年近く経った今でも、彼女のことを忘れることはできません。一緒に過ごすことができたのは、ほんのわずかな時間でしたが、彼女からは多くのことを学びました。

彼女のように、どんな場所に行っても覚悟を決めて生きることができたら、どんなに素敵かと思います。

このブログを始めてから、書きたくて仕方がなかった彼女との思い出を、今日ようやく書きます。

もしよかったら、お付き合いくださいね。

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たった一人で世界一周旅行に飛び立った女性の話。

私が彼女と知り合ったのは、大学です。

といっても、自分が通っていたキャンパスではありません。

私が大学生の頃、他大学の教授と知り合って、教授の公認で授業によくモグリに行っていました。(ちなみに教育学部です。むちゃくちゃ話の面白い先生でした)

彼女も教授の授業に、よく顔を出していました。

彼女は私よりも年上で、すでに社会人でした。NGOで海外支援の仕事をしていました。

「きゃしゃな体のどこに、そんな力が秘められているのだろう」

彼女を見ていると、そんな疑問がふつふつと湧き上がってきました。彼女は不思議な人で、自分の欲求のために生きているというよりも、世界中の人の幸せのために生きているような人でした。

そんな彼女が、仕事を辞めて、世界一周旅行に出かけようとしたとき、知り合いの教授は彼女のことを「強いね」と言いました。

「彼女は強い」私もそう思います。

私自身は世界一周どころか、海外にも行ったことがありませんが、安全な国ばかりでないことはもちろん知っています。なかには治安の悪い国だってあるでしょう。

そんななか、覚悟を決めた彼女が、とてもまぶしく見えました。

彼女は長旅を終えて、今も海外に。

で、彼女が海外に飛び立ってから、約20年間。

ギリシャからポストカードを送ってもらったのを最後に、彼女とは音信普通になっていました。

ポストカードには、今までアジアや中東やヨーロッパを回ったこと、これから東欧に向かうことが綴られていました。時々日本がなつかしくなるとも、打ち明けられていました。

しかしその後、彼女の旅がどのように続いたのか、全くわかりませんでした。

ずっとどうしているのだろうと思って、この記事を書くにあたり、彼女の本名を試しに検索してみました。

そしたら……目が覚めるほど驚きました。

長旅を終えたあと、やはり海外支援の仕事に復帰しているみたいです。現在は某国に駐在しているとのこと。

彼女の懐かしい笑顔と現地の子どもたちの写真を、インターネットで見つけたとき、なんだか泣きたいような気持ちになりました。

世界は広く、悩みは小さい。

「1年1ヶ月旅をして、世界はこんなにも広く、面白いところなのだなぁ、としみじみ思います」

ギリシャから送ってもらったポストカードの末文には、そう書かれてありました。クルっとひっくり返すと、エーゲ海の青い海がそこに広がっています。

そのポストカードを久々に手にしたとき、感じたことがありました。

「世界は広く、悩みは小さい」と。

例えば私は今、こんなことにコンプレックスを抱えています。

  • ずっと小さく古いアパートで、一人暮らしをしていること。
  • 一応正社員として働いているけれど、仕事は単調作業ばかりで収入も低いこと。

でも、世界に目を転ずれば、食べるのに困っている子どもたちがいます。働きたくでも仕事に就けない大人もいます。

それどころか、紛争のただ中にいて、命の危険に脅かされている人だって大勢います。

それと比べたら、住む家があって、定職もある私の悩みは、なんて贅沢なんだろうと思います。

しかも、彼女は世界の人たちのことで悩んでいます。

私は自分一人のことしか悩んでいません。

彼女と比べたら、私はなんて器が小さいんだろうと思います。彼女と比べて縮こまっていることさえ、恥ずかしくなります。

いつ死んでも後悔しない生き方を。

あなたも自分の悩みはなんて小さいんだろうと、感じることはないでしょうか。

他人と比較して、惨めになることはないでしょうか。

今の私がまさにそうなのですが、自分を卑下したところで何もはじまりません。

大切なのは、「いつ死んでも後悔しない」と肚を決めることなのかなと思います。

(いきなり、ちょっと厳しい言葉かもしれませんが)

おそらく彼女は20年前に、いつ死んでも構わないと覚悟して、世界に旅立ったのだと思います。そして今も、同じような覚悟で、海外支援に打ち込んでいるのだと思います。

私もただ、自分を生き切るだけです。

このまま縮こまって終わるのか、それとも誰かの人生につながるような生き方をめざすのか。

一瞬先に死んでしまうとしたら、どちらを選ぶのか。

私は一人暮らしをしていて、孤独死のリスクもあります。いつ亡くなってもかまわないと肚を決めるのは、特に必要なのかなと思います。

あなたはどうですか?

コメント

  1. ひとこ より:

    お久しぶりです!
    毎回ブログの更新を楽しみにしてます。
    コメントは何だか勇気がなく、なかなか書けませんが…
    今日の記事にとても感銘を受けました。
    mahoさんがお友達の名前を検索して現在の姿を見つけて涙したくなった気持ち。
    そして自分の事を恥じてしまいたくなった気持ち…
    私も自分が何て小さな事で悩んだりくよくよしているんだろうと思うのです。
    正直、いつ死んでもいいと思えるような生き方をする自信はありません。
    でもせめて毎日何事も楽しめるくらいの強さや余裕を持って生きたいのです。
    それが結構難しいんですけどね(笑)
    おひとり様の老後色々不安ですが、趣味や生き甲斐を増やして豊かに過ごしたいです。
    mahoさんのブログを今後も参考にしますよ!

    • maho より:

      ひとこさん
      こんにちは。いつもありがとうございます^^

      >毎日何事も楽しめるくらいの強さや余裕を持って生きたいのです。
      >趣味や生き甲斐を増やして豊かに過ごしたいです。

      そうですね。私も同感です。
      毎日は楽しめることで溢れているのに、
      あまりクヨクヨしていると、それさえ見えなくなっちゃうような気がします。
      不安はあってもおかしくない感情だけど、あまりとらわれてしまいたくないな……

      ひとこさんのコメント、うれしいです。
      あまり無理しないで、気が向いたときに足跡残していってくださいね。