夜になると無性に片付けや掃除をしたくなるのは、なぜ?

夜になると無性に片付けたくなることは、ありますか?

私は以前このブログに、「片付けは毎晩ちょっとずつ行った方がいい」ということを書きました。

こんな記事です⇒夜片付けて朝すっきり。毎晩ちょっとずつの習慣で部屋がきれいに。

あれからコツコツ、一日の終わりに片付け掃除をするようになったら、気持ちがすっきりすることが増えました。

今では夜になると、不思議と整理整頓したくなることがあります。テスト前に限って、机回りをすっきりさせたくてウズウズするのと、似たような心理ですね。

それにしても何で、夜遅くになって身の回りをキレイにしたくなるのか。

その理由について考えてみました。

夜になると片付けたくなるのは、自律神経が整うから?

夜に片付けや掃除をしたくなる理由として、自律神経のバランスが整うからということがあると思います。

「自律神経」

おそらく誰もが見聞きしたことがある言葉ですね。

詳しい働きは、ご存知ですか?

自律神経は、内臓や血管の働きを、24時間休まずにコントロールし続けている神経です。

「交感神経」「副交感神経」の二種類あって、交感神経が優位なときは身体がアクティブになり、副交感神経が優位なときは身体がリラックスします。

車で例えるなら、「交感神経」がアクセル、「副交感神経」がブレーキですね。

さて、この自律神経。通常なら、日中は交感神経が優位になり、夜から朝にかけては副交感神経が優位になります。

ところが、夜遅くまで仕事をし続けていたり、パソコンやスマホを見続けていると、交感神経がアクセル全開のままになります。それだと興奮して落ち着けませんよね。

そこで、「片付け」の出番です。

片付けをすることで、自律神経のスイッチが切り替わります。

副交感神経が優位になると、気持ちが落ち着きます。部屋も清々しくなって、よりリラックスできます。

片付けと自律神経の関係については、こんな記事も見つけました。

片づけることで脳が休息モードに切り替る

どの作業でも終わらせるときは、自分の周辺を片づけて終わるようにしてください。
片づけるという行為が、気持ちと頭に一区切りを付けられるようになり、終わるという認識につながります。

引用元:自律神経は自分でコントロールできる(HUFFPOST)

スポンサーリンク

部屋にスペースを作ることで、心理的にもゆとりが欲しい。

私自身をふり返ってみて、夜中に片付けをしたくなるときは、こんな心理状況です。

・むしゃくしゃした気持ちを、切り替えてから眠りたい。
・朝バタバタするくらいなら、夜のうちに片付けて落ち着きたい。
・とにかくすっきり、さっぱりしたい。

「気持ちを切り替えたい」「落ち着きたい」という意味では、やはり無意識のうちに、副交感神経を優位にしたいのかなと思います。

あと、部屋にスペースを作ることで、心理的にもスペースを作りたいというのもあるかもしれません。

いわゆる、「ゆとり」が欲しいんですね。

無性に片付けたくなるのは、セルフ・ハンディキャッピングの可能性もあり。

夜中に片付けをしたくなる理由について、考えてみました。

・自律神経のバランスが整うから。
・心理的にもゆとりが欲しいから。

いかがでしたか?

ちなみに、テスト前に片付けをしたくなる心理的な原因のひとつとして、「セルフ・ハンディキャッピング」というものがあるそうです。

「セルフ・ハンディキャッピング」とは何か。

仮にテストで失敗したとしても、「片づけをしたから、いい点数がとれなかったんだよ」という風に、前もって言い訳を作ることです。

ビックイベントを控えていて、夜中に片づけをしたくなるのなら、そういった現実逃避もあるのかな……

でも、テスト勉強にしたって、ごちゃごちゃ散らかった机でやるよりも、きちんと整った机でやる方が、はかどりますもんね。(人にもよると思いますが)

試験前に緊張して交感神経が優位なときに、片付けをすることで副交感神経を優位にすることは、理にも適っています。

いずれにしても、「片付けをしたい!」と叫びたくなる夜は、身体の声に素直に耳を傾けてもいいと思います。

コメント