「美人になりたいけど、あまり美容にお金と時間はかけたくない」
「歳をとってから、自分に似合う服やメイクが分からなくなった」
「どうしたら、いつまでもおしゃれでいられるの?」
こんな悩みを抱えているあなたに、おすすめの本があります。
野宮真貴さんの「赤い口紅があればいい」です。
私はこのエッセイを読んで、元気がわいてきました。女性として歳を重ねることも、楽しみになってきました。
まさに文字の美容液と言える、この本の感想をお伝えしますね。
野宮真貴さんについて
赤い口紅があればいい いつでもいちばん美人に見えるテクニック
まずはこの本の著者である、野宮真貴さんについてご紹介。
野宮さんは、元ピチカートファイヴの3代目ヴォーカリストです。ピチカートファイブは、1984年から2001年まで活躍していた音楽グループ。「渋谷系」として知られていますね。
有名な曲としては、1993年のカネボウ化粧品の夏のイメージソングとして使われた「スウィート・ソウル・レヴュー」。私は当時、CMから流れるその曲を聴いて、そのキャッチーなメロディーに、胸がときめいたのを覚えています。
ウゴウゴルーガ2号のオープニング曲である、「東京は夜の七時」も代表曲です。
さて、野宮さんは、当時からファッション・アイコンとして光を放っていました。現在もヴォーカリストとして活躍中です。
以下、最近のアルバムです。
野宮真貴、ホリデイ渋谷系を歌う(2017/10/18)
このアルバム発売当時、野宮真貴さんは御年57歳。
見て!この美しさ。憧れずにはいられません。
野宮真貴、ヴァカンス渋谷系を歌う。(2017/5/3)
赤い口紅が似合っていますね。
赤い口紅があれば美人になれる?
赤い口紅というと、私には手強いイメージがあって、一度もつけたことがありません。
そんな私のような女性にも、
恐れることはありません。赤といってもさまざまな赤がありますから、あなたを引き立たせてくれる赤い口紅は必ず存在します。
引用元:赤い口紅があればいい(野宮真貴 著)
と、背中を押してくれるのが、「赤い口紅があればいい」という本です。
野宮さん曰く、赤い口紅は大人の女性だからこそ似合うもので、“いつでも・いちばん美人”に見せてくれるアイテムとのこと。
口紅のことに限らず、どんな人でも簡単に美人に見られるテクニックについて、このエッセイで惜しげもなく披露しています。
どんなことが書かれているか、目次を引用するのが分かりやすいでしょうか。
01/ 美人の雰囲気は自分でつくる。
02/ 鏡と光を味方につけて美人にみせる。
03/ 「おしゃれな人」には今からなれる!
04/ メイクのポイントは赤い口紅と目元。
05/ SNS時代の写真美人とは?
06/ 髪型が決める美人か否かの第一印象。
07/ バストも気持ちも上げる下着の効用。
08/ ハイヒールが大人の女性を演出する。
09/ 若い頃から変わらないと思われるカラダづくり。
10/ いくつになっても「今がいちばんキレイ」と言えるために。引用元:赤い口紅があればいい(野宮真貴 著)
ね?盛りだくさんな内容だと思いませんか?
40~50代でも、手抜きでも、美人に見られることは可能
私がこのエッセイで、特にいいと感じたことが二つあります。
・主に40~50代の女性に向けて書かれていること
・手抜きであっても、美人に見られるノウハウが書かれていること。
私は今40代で、肌や体つきが気になる年頃です。そんな悩ましい年頃の女性が、いつまでも美人に見られるにはどうすればいいか?ということを、このエッセイは教えてくれます。
しかも、ウンと努力しなくても、おしゃれはできると励ましてくれます。
40代で美人になるというと、美魔女のようなものを想像して、「わたしには絶対無理!」と思うのですが(笑)
野宮さんの言葉からは、「ほどほどでいいのよ」「要は美人に見ればいいのよ」という、大らかなメッセージが感じられます。
たとえば、私が好きなのは、「この世の女性は、すべて“美人”と“美人予備軍”です」という項目。雰囲気(ムード)美人なら、誰でもなれるということが書かれています。
雰囲気(ムード)美人になるためには、大きく3つのことが必要だと思っています。
1 外見を良く見せるテクニックを持つこと(着こなし、ヘアメイクのテクニック)
2 心身ともに健康であること(元気で機嫌が良いこと)
3 個性を大事にすること(自分が好きなことを大事にする)引用元:赤い口紅があればいい(野宮真貴 著)
しかも、「40歳を過ぎると、リアル美人と雰囲気(ムード)美人が逆転する」とも仰っています。元々が美人で、若い頃はチヤホヤされてきた人も、加齢には勝てないからです。元々の美人が、40歳を過ぎても美人であり続けるためには、この3つの条件が必要になってきます。
雰囲気がある美人なら、今からでも目指せそうな気がしませんか?
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以上、「赤い口紅があればいい」の感想です。
いかがでしたか?
エッセイとしても、心がウキウキして面白いです。
美人に見られるための、心強い第一歩となりそうな本ですね。
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