「こころの処方箋」から学ぶ、ひとり暮らしの楽しみ方

一人暮らしをしていて、家に帰ってくると、当然部屋はシンとしています。

電灯も冷暖房も付いていないし、温かなご飯を作って待っている人もありません。

私は10年もこうした生活を続けているので、とっくの昔に慣れてしまったし、この静けさがむしろ心地よいこともありますが、たまに寂しくなることがあります。

一人暮らしをしている人なら、身に覚えがある光景ではないでしょうか。

そんな寂しさを感じるときに、支えになってくれそうな言葉を紹介しますね。

河合隼雄さんの名エッセイ集、「こころの処方箋」にある一節です。

この本については、前回もこのブログで話題に上げたのですが、今回も改めて引用したいと思います。

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「こころの処方箋」について(おさらい)

まずはちょっとだけ、「こころの処方箋」について紹介しますね。

この本は心理学者の河合隼雄によるエッセイが、55章収められています。

各章には格言風のタイトルが付けられていて、その言葉はストンと腑に落ちるものばかり。

前回は「一人でも二人、二人でも一人で生きるつもり」というエッセイを引用しました。

(前回の記事は、こちらからご覧ください⇒「こころの処方箋」から学ぶ、ひとりでも心が楽になる言葉

今回も同じエッセイから引用します。

一人暮らしでも話し相手を作ることは可能

一人で楽しくいきている人は、心のなかに何らかのパートナーを持っているはずである。もちろん、そのパートナーは人によって異なる。「内なる異性」のこともあろう。母なるもの、父なるもの、かもしれない。「もう一人の私」と表現されるかも知れない。ともかく「話し相手」が居るのであり。人間は自分の考えを他人と話し合うことによって、随分と楽しむことができるし、客観化することもできる。一人で生きてゆくためには、そのような意味で「二人」で生きてゆくことができねばならない。

引用元:こころの処方箋(河合隼雄 著)

一人暮らしで、家に誰もいなく、寂しいとき。

自分で話し相手を作ることが、生活を楽しむコツなんですね。

まさに一人でも二人で生きているかのように。

・日記を付けること
・植物を育てて声をかけること

具体的には、そのような行為が、話し相手を作ることに当たるかと思います。

日記を付ければ、自分で自分に話しかけているような気持ちになりますよね。植物に水をあげるたびに、優しく声をかけてあげるのも、同じような効果が期待できると思います。

河合隼雄さんはエッセイのなかで、ぬいぐるみなどに名前をつけて話しかけることを提案しています。

これらを例に、それぞれ自分に合った話し相手を作ってみるといいかもしれません。

一人でも二人で生きるつもり

私も一人暮らしをしていますが、このエッセイに出会って、ハッとさせられました。

「そっか…自分が自分の味方になればいいのね!」

まるで目から鱗が落ちた思いでした。

私は料理を焦がしたり、お風呂を沸かしすぎてしまったときに、独り言をこぼしてしまうことがありますが、それも決して悪くないことだと気づきました。

「ああ、失敗しちゃった!……でも、ま、いいか」

という独り言は、自分で自分を励ましていることになりますもんね。

以前、このブログで、「私が私を幸せにしたい」ということを書きました。その思いも、このエッセイに通じています。

こちらの記事です⇒「おひとりさまの本音」というブログをはじめた理由

なにはともあれ、一人でも二人で生きるつもりになったら、楽しくなりますね。

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